いなべ市を拠点に活動する少年野球チーム「桑員ボーイズ」に所属し、四日市市内の中学校に通う選手4人が3月10日、「スターゼンカップ 第53回日本少年野球春季全国大会」(3月26日~31日、東京都大田区大田スタジアム他)を前に、四日市市役所を訪れ、森智広市長や四日市市議会の石川善己副議長に大会への目標などを話した。【予選大会で優勝し全国大会出場を決めた際の優勝旗や賞状を手にする選手ら=四日市市諏訪町】
チームには古川稟久君(南中2年)、水谷純也君(西朝明中2年)、坂泰駕君(富洲原中2年)、堀田純士君(西朝明中2年)の4人が所属、同大会へ出場する。同大会へは4年ぶり5回目の出場で、3年生が引退し、新チームとなって初の全国舞台。主将の古川君は「予選大会では皆で団結して勝つことが出来た。全国大会ではもっと団結力を高めて勝ちたい」と話していた。新型コロナの影響で、チームの状況もベストではない中で予選大会を制したそうで、「目標だった全国へ、新チームで出場できたのはうれしい」と過去最高の4位を上回る結果を目指すという。
初戦は開会式直後の3月26日、大阪府の忠岡ボーイズとの対戦が決まっている。新井勝彦代表も「結束力の強いチーム」と期待を寄せる。森市長は、野球の世界大会「WBC」が盛り上がりをみせていることを例に挙げ、「1試合ずつを大切に頑張ってほしい。野球への注目が高まる中、四日市のメンバーでチームを盛り上げて」と激励。石川副議長は「全国の舞台を経験することで、様々なことを学んでほしい」と話していた。
同チームは三重県内の北勢地域だけでなく、鈴鹿、伊賀、亀山、また愛知県や岐阜県の選手も所属。現在は中学生では2年21人、1年30人が所属しているという。