四日市市でしか買えない酒として売り出した「まるごと四日市の酒『MARU YON』」を実現させた酒店主らが1月27日、市役所を訪れ、売り上げの一部を寄付した。受け取ったシティプロモーション部の小松威仁部長は「四日市を盛り上げたいという気持ちは私たちと同じ。今後もご協力を」とあいさつした。【「MARU YON」の売り上げの一部を寄付した酒店主らのみなさん。左端は小松威仁部長=四日市市役所】
訪れたのは、合資会社裏川平治郎商店の裏川和毅さん、株式会社義侠屋の森井徹さん、有限会社小林商店の小林正幸さん、ソムリエひろしの店蔵屋の橋本啓さん、福田屋酒店の伊藤亮さんの5人。「市の誘客促進のために使ってほしい」と6万525円を寄付した。(小松部長(右)から感謝状を受ける酒店主らのみなさん)
「自分たちにできるのは、お酒で四日市のために何かをすること」。そんな思いで、寄付はこの酒をつくり始めた7年前から続けている。「MARU YON」は米づくりから製造、販売、消費者の口に入るまですべてを四日市で完結させた日本酒で、最新の酒は昨年12月に発売し、720ミリリットル入り1200本、1.8リットル入り600本は、ほとんどが予約で売れたという。
「以前から、何か市に貢献できることはないかと考えてきた」というみなさん。四日市でしか買えない酒ではあるが、「多くの人に知ってもらえれば生産量を増やすことも可能になる」とも考えており、この酒で市を盛り上げる方法について相談していきたいと話していた。