四日市臨海地区特別防災区域共同防災組織共同霞隊(霞共同事業株式会社)は10月に審査があった総務省消防庁主催の「令和4年度石油コンビナート等における自衛防災組織の技能コンテスト」で総務大臣表彰優秀賞を受賞した。四日市コンビナートからは初の受賞で、同社の関係者らが12月22日、四日市市役所を訪れ、森智広市長に受賞を報告した。【表彰状、盾を手に記念撮影をする関係者ら=四日市市諏訪町】
四日市コンビナートでは、化学消防車などの資機材を備えつける共同防災組織を設置。共同霞隊は主に第3コンビナートの警戒にあたる。技能コンテストは、大規模石油タンクかたの出火を想定した消火活動を実施、現地審査やビデオ審査で、安全性、確実性、迅速性を審査し順位を決定する。
全国から35組織がコンテストに参加したそうで、4組織が選ばれる総務大臣表彰優秀賞に共同霞隊は選ばれた。 平均年齢32.6歳の隊員ら計6人が出場。大型化学高所放水車や泡原液搬送車が出場した。
中隊長の東伸太郎さん(40)は「周囲の各社の協力があってこその受賞です」と感謝の気持ちも述べた。「一致団結していて応援したい気持ちになった」と関係者らも期待していたそうだ。
森市長は「日々の訓練に励んでいるからこその結果。本当におめでとうございます」と話していた。