子どもの過剰な感染対策緩和を 市民団体が市教委へ要望書提出 四日市市

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 全国有志子どもを思う会三重県支部と、四日市市子どもの健やかな成長を考える会の会員らは10月25日、新型コロナウイルス感染症に関して、子どもに対する過剰な感染対策の緩和を求め、四日市市教育委員会の廣瀬琢也教育長を訪問し要望書を提出した。【要望書を廣瀬教育長(右】に手渡す会員ら=四日市市役所で】

 要望書の提出には、会員ら約20人が同席し、廣瀬教育長へ思いを伝えた。要望書には、同会が実施したアンケート調査で、約9割の子どもが「マスクを外したい」と回答したことなどを記した。「みんながマスクをしているから自分だけしないのは恥ずかしい」「ノーマスク怖い」などの発言をする子どもから寄せられていることも記されている。

 「登下校や運動、屋外の活動中にマスクを外すことを徹底する」「学校などにおける黙食を撤廃する」などといったことも要望書にまとめられた。会員らは、自身が見聞きしたことや子どもの体験などを話し、学校行事などでも過剰な感染対策がされていることなどを例に挙げ、「一人の親として無力感でいっぱい」「子どもは大人のことを見ている。無力な子どもたちを守ってほしいです」と思いを伝えていた。

  また、同様の要望書は、四日市市の森智広市長と同市こども未来部にも提出された。