四日市市は9月1日、病児保育事業について、利用者の利便性向上を図ろうと、昨年10月に導入した利用予約をインターネットで行うことができる病児保育予約受付システム「あずかるこちゃん」が「三重県ベスト育児制度賞」を受賞したと発表した。病児保育室の空き状況の確認、利用登録や予約申し込みがスマートフォンやパソコンから24時間できるようになったことで、利用者の利便性が向上した点が評価されたという。【三重県ベスト育児制度賞を受賞した病児保育室予約システムの画面】
ベスト育児制度賞は、一般社団法人日本子育て制度機構が運営する「全国の子育て家庭に対する制度や相談窓口を掲載しているWEBサイト(イクハク(育児助成金白書))」を更新している保護者が主催。「孤立、困難に直面する抑止になると思われること」「・他の地域でも実施することが可能であること」「地域の独自性があること」などの選考基準で、自治体や企業などの子育て支援制度やサービスを選び、その後審査員で協議し、都道府県別に最も優秀と思われる制度を選定し表彰する。
市内には現在4つの病児保育室があり、同システムでは4か所の空き状況の確認や利用登録、予約申し込み、キャンセルがスマートフォンやパソコンから24時間可能。開室時間内に電話予約や入室時に書類を書く必要もない。四日市市にある病児保育室はカンガルーム(中部、二宮メディカルクリニック東隣)、チェリーケア(桜花台、桜花台こどもクリニック子育て支援センター2階)、ひばりルーム(西大鐘町、しもの診療所南隣)、シェルーム(泊山崎町、貝沼内科小児科2階)。