プラトンホテルがビジネスオンラインサロン 「四日市ビジネスステーション」運営開始

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 株式会社プラトンホテル(佐野貴信社長)は、地元企業家がつながり、ビジネスで四日市を活性化させることなど目指し、ビジネスオンラインサロン「四日市ビジネスステーション」の運営を始めた。3月18日に、プラトンホテル四日市5階のヴェネチアホールでキックオフイベントがあり、同社の佐野社長が「ビジネスでつながる場を作り、四日市を盛り上げていきたい」などと集まった企業家の前で思いを話した。【サロンの運営開始を発表したキックオフイベント=四日市市西新地で】

 飲食店などを経営する同社グループでは、社内の独立制度やチャレンジ型店舗「ザ・カウンター」の運営など、若手の企業家の支援を以前から手掛けてきた。新型コロナウイルスの感染拡大などで、オンラインによるやりとりをしたいというニーズが急激に拡大、好きなときにアクセスできる企業家向けの「オンラインサロン」を立ち上げるに至ったそうだ。

 同社が支援してきた若手企業家には「情報が多すぎて取捨選択ができない」「新鮮な情報を上手くつかめない」「ベテランの起業家の実務経験を聞きたい」などの声も聞いてきた。「四日市ビジネスステーション」は若手だけでなく、四日市の起業家が集まるプラットフォームとして運営していく。

 オンラインサロンは3月18日から会員募集を始めた。月額プランを選択できるが、当面は入会費は無料。フェイスブックページにアクセスし、入会申請をして、サロンの趣旨を理解すれば入会可能だ。

 入会すると、専門家への相談やパートナーを四日市エリアに限定したビジネスマッチング、会員限定の助成金セミナーや企業家公園の生配信などのコンテンツが利用出来る。また、四日市商工会議所1階の飲食店「サルビア」や同ホテル10階に開設が予定されているコワーキングスペースの利用もでき、オンラインだけでなく、オフラインでも会員同士の交流を図る。

【キックオフイベントで事業への思いを話す佐野社長】

 キックオフイベントでは担当者から事業に関する説明もあり、出席者らは熱心に聞き入っていた。佐野社長が壇上で、「ぜひチャレンジしていただきたい。皆さんの力を借りながら、進化させ、ビジネスで四日市を活性化させたい」と熱く語ると、会場には拍手が沸き起こった。

 申し込みなどは、四日市ビジネスステーション(https://www.yokkaichi-bs.com)へ。