三重県は1月9日、県内42人(四日市市発表分6人含む)が新型コロナウイルスに感染したと発表した。前週の同じ曜日と比べ40人増で、感染者は延べ1万4924人となった。県内の新規感染者が40人を超すのは昨年9月18日(43人)以来113日ぶり。
発表によると、感染者の市町別内訳は、鈴鹿市13人、桑名市7人、四日市市6人、津市5人、松阪市・県外が各2人、いなべ・伊賀・伊勢・尾鷲・熊野市と東員・菰野町が各1人。9日時点の入院患者は前日より7人増えて33人、病床使用率は7・2%で、重症者はいない。宿泊・自宅療養者は前日から29人増えて計70人で、8人が入院調整中となっている。
四日市市の20代女性は市内の介護施設の職員で、7日まで出勤していた。同居家族1人が濃厚接触者で、職場関係の接触者調査が進められている。
津市の50代男性、60代女性、男子高校生は同居家族で、このうち60代女性は、友人4人と、勤務する福祉施設の職員2人が濃厚接触者、職員と入所者計39人が接触者として特定されているが、9日時点で施設関係者計41人は全員陰性が確認されているという。
松阪市では、松阪地区広域消防組合に勤務する20代の男性職員の感染が判明。他に県外発表事例として、伊勢市の男子学生、津市の女子高校生も感染が確認されている。
県は、新規感染者数が2日連続で17人以上となった8日、県の対策指針に基づき「感染拡大防止アラート」を発動し、県民に向けて基本的な感染防止対策の再徹底を呼び掛けている。