三重県内29市町を冒険しながら魔物と戦い、ご当地キャラクターや名産品、歴史上の人物などを知ることができるスマートフォン向けロールプレイングゲーム(RPG)「三重クエスト」が、12月中旬に公開された。無料でダウンロードでき、各市町について学ぶと「みえりょく」というポイントが得られる他、四日市市の「こにゅうどうくん」などを仲間にすることもできる。【「三重クエスト」に登場するご当地キャラクター(提供画像)】
東京都の制作会社「ブレイズワークス」が、今年2月に配信を開始した岐阜版の「岐阜クエスト」に続く第2弾として制作したもので、岐阜版のダウンロード数は10万件を超えているという。子どもにもわかりやすく平仮名の画面表記になっていて、ご当地キャラだけでなく本多忠勝や藤堂高虎、本居宣長らゆかりの歴史上の人物も含め42の「なかま」と行動をともにすることができる。
三重版の作成に際しては県内5団体が情報提供などで協力し、今夏に県内を訪れた開発担当者には市町の雰囲気や名産品などを知ってもらったそう。伊賀市の「いが☆グリオ実行委員会」の榊太基さんは「外の方には三重県のことを、地元の人には地元のことを知って楽しんでもらえたらうれしい。新型コロナが落ち着けば実際にそのまちを訪れてほしい」と話していた。
ダウンロードは同社のウェブサイト(https://miequest.blazeworks.jp/)から。iOS/iPhone用とAndroid用がある。無料でダウンロード・プレーできるが、一部の装備などでゲーム内課金がある。【伊賀地域のキャラクターが登場するデモ画面を指す榊さん=伊賀市で】