全国各地で観測された地球の影に月が入り込む「部分月食」が11月19日、四日市市内や近隣市町でも観測され、天文ショーを楽しみながら、カメラやスマートフォンで撮影する姿も多く見られた。
川越町に住む男性は中学生のころから趣味でカメラでの撮影を楽しみ、天文愛好家。四日市市内に住む娘とともに付近の公園で部分月食の瞬間を撮影しようと、一眼レフカメラとレンズの準備をした。事前に調べていた月食の時間帯になると、空には雲が多くなり「もしかして見られないかもしれない」と心配になったが、午後6時くらいに雲が少なくなり、撮影することが出来たそうだ=写真。
国立天文台によると、今回は部分月食ではあるものの、完全に月が影に隠れる「皆既月食」に近い状態であったという。
公園などではスマートフォンを夜空に向け撮影しようとする人も。インスタグラムなどに投稿する人もいて、3歳の娘と自宅から部分月食を見たという30代の女性は「曇り空で見られないかもと思ったけど、思っていたよりもはっきり見られた。子どもも喜んでいました」と話していた。