最近このようなご相談を受けます。日本の仏教は拠り所とする啓典や宗祖の教えにより、宗派ごとに分かれています。
それぞれ素晴らしい教えを持っていますが、長男・長女の結婚も多い現代においてはお祀りする位牌についても柔軟な考え方が必要です。問題はそのことを誰がどのように気にするのかです。御本尊でしょうか、ご先祖様でしょうか、それとも位牌に関わり取り巻く人でしょうか。
大切なことはご供養する心です。両家のご先祖様のおかげで、二人が出会えたのであれば両家のご先祖様を同様に供養することが道理というものです。ご先祖様に感謝する心をどんな時代になっても大切にしたいものです。