【続報】初の100人超え 三重県内最多111人感染確認 学習塾でクラスター

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 三重県は8月11日、伊賀市2人、名張市1人など県内で10歳未満から80代までの111人(四日市市発表分22人含む)の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。1日の感染者が100人を超すのは初で、過去最多だった今月6日の97人を上回った。県内の感染者は延べ6510人。10日までに指導者・生徒計9人の感染が確認された県内の学習塾は、97例目のクラスター(感染者集団)に認定された。

 発表によると、感染者の市町別内訳は、鈴鹿市22人、四日市市20人、津市12人、桑名市10人、いなべ市8人、亀山・松阪市と菰野町が各6人、県外4人、伊勢市と明和・南伊勢町が各3人、伊賀・志摩市と川越町が各2人、名張・尾鷲市が各1人。県内の確保病床436に対する使用数は212で、使用率は48・6%。うち重症者用は、確保病床50に対し使用数は10、使用率は20%となっている。

 四日市市では10歳未満から70代までの男女22人の感染を確認。これまでに7人の陽性が確認され、95例目のクラスターに認定された県内の企業では、新たに20代女性1人の陽性が判明し、この事例での陽性者は8人となった。同市では11日から、県と同じく、感染者の行動歴や接触者などの詳細情報の公表を取りやめている。

 クラスターが発生した県内の学習塾では、9日までに中学生男女7人と指導者1人(20代男子学生)の陽性が判明しており、10日に新たに指導者1人(10代男子学生)の陽性が確認された。検査対象者58人のうち23人は陰性と確認され、残る26人が検査結果待ちとなっている。92例目のクラスターが発生した津市内のスポーツ教室では、新たに市内の男子小学生(10代)の陽性が確認され、この事例での陽性者は計8人となった。

 他に、桑名市の30代男性と菰野町の50代女性は医療従事者、菰野町の30代女性と鈴鹿市の40代女性は保育士、津市の40代女性は教職員と公表されている。

※8月11日午後7時15分追記