【続報】三重県55人感染 病床使用率50%超え クラスター新たに2例

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 三重県は8月10日、県内の10歳未満から60代の男女55人(四日市市発表分23人含む)の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。病床使用率は5月11日以来91日ぶりに50%を超えた。県内の感染者は延べ6399人となった。

 発表によると、感染者の市町別内訳は四日市市23人、津市13人、亀山市・明和町4人、名張3人、松阪市・多気・川越町2人、桑名市・御浜町1人。県内の確保病床436に対する使用数は219で、使用率は50・2%。うち重症者用は、確保病床50に対し使用数10、使用率は20%。

 県内の企業では8月9日までに7人、県内の福祉施設では10日発表の9人を含む11人の陽性が確認され、県は新たに95、96事例目のクラスター(感染者集団)に認定した。クラスターが発生した企業では、更に同じ店舗の従業員42人の検査を進める。

 名張市では、10代男子中学生、県外の学校に通う20代女子学生、県外勤務の60代会社員男性の陽性が判明し、いずれも感染経路不明。男子中学生の接触者調査では、同居家族や別居親族の他、学校の屋外スポーツの部活関係者11人の検査を進める。

 1日あたりの感染者数が前週を下回るのは、7月24日以来17日ぶりとなった。

※8月10日午後5時22分追記