三重県は8月2日、県内男女32人(四日市市発表分18人含む)が新型コロナウイルスに感染したと発表した。7月29日に職員1人が感染した同市内の介護福祉施設では、接触者調査の結果、新たに利用者7人の陽性が判明し、県内87事例目のクラスター(感染者集団)に認定された。県内の感染者は延べ5831人。
発表によると、感染者の市町別内訳は、四日市市18人、亀山市と津市が3人、桑名市と玉城町が2人、鈴鹿市、川越町、伊勢市、県外が各1人。他に県外発表分が5人あった。
クラスターが発生した四日市市の介護福祉施設「リハビリテーションいくわ」で、新たに感染した利用者7人のうち6人は、8月1日に発表があった90代男女4人と70代、80代の男性2人。同施設では現在、検査対象となる104人(利用者71人・施設職員33人)の検査がすべて終了し、陽性8人、陰性96人となった。
鈴鹿市の30代会社員男性は、25日から咽頭痛の症状が発生。24日に同居家族1人、別居親族1人、友人22人と友人宅で食事。翌日に県内の飲食店を友人8人と9人でそれぞれ利用し、27日にも友人6人と訪問するなどの行動歴があった。28日まで出勤しており、現時点で特定されている濃厚接触者は、同居家族と別居親族各1人、友人25人、職場関係者6人で、店舗関係の濃厚接触者は調査中。
また、県外発表事例として、伊賀市の20代会社員男性も陽性となった。男性は22日に県外の別居親族宅を訪問。28日まで出勤があり、職場関係の接触者1人を調査中。
※8月2日午後6時2分追記