三重県は7月17日、四日市市の男女4人を含む県内33人(四日市市発表分4人含む)が新型コロナウイルスに感染したと発表した。11日以降の感染者数は、前週の計53人に対し計128人と、2倍以上に増えている。県内の感染者は延べ5455人となった。
発表によると、感染者の市町別内訳は、津市17人、四日市市4人、桑名市と松阪市、鈴鹿市が各3人、伊賀市と川越町、玉城町で各1人。17日時点の県内の確保病床436に対する使用数は70、使用率は16・1%、うち重症者用は確保病床50に対し使用数3、使用率は6%となっている。
四日市市の40代派遣社員の男性は、12日に陽性となった50代男性の職場同僚。同市では他に、40代と60代の会社員男性2人、40代自営業女性1人の感染も判明。3人とも県外への訪問歴や県外の人との接触はなかった。
津市内のスポーツ教室で発生した県内83事例目のクラスター(感染者集団)では、参加者の10代男子小学生が新たに感染。同クラスターでは、検査対象のスタッフと参加者計19人のうち、12人(スタッフ2人、参加者10人)の感染が判明し、残り2人の検査を進める。
津市では、感染者の50代教職員女性と12日に県内施設を利用していた50代公務員、50代教職員、60代アルバイト従業員の女性3人が陽性となった。同市の30代自営業女性は、1日と2日、9日に県外を訪問しており、同居家族の10歳未満の男子小学生2人、10代女子中学生1人、50代女性1人の感染も分かった。
伊賀市の10代会社員男性は、11日から12日に県外感染者の友人宅を訪問。15日まで出勤があり、接触者の職場関係者9人の調査が進められている。