三重県は7月14日、県内で10歳未満から60代までの男女33人(四日市市発表分2人含む)の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。感染者が30人を上回るのは5月29日(37人)以来46日ぶりで、県内の感染者は延べ5391人となった。
発表によると、感染者の市町別内訳は、津市17人、松阪市4人、桑名・鈴鹿市と東員町が各3人、四日市市2人、伊賀市1人。33人のうち、約8割に当たる26人が感染者の接触者または濃厚接触者で、同居家族内や職場、習い事関係での感染が目立つ。感染者数は11日以降、4日連続して前週の同じ曜日の2倍以上に増えている。
津市では、11日に陽性が判明した30代女性が6日に訪問した県内施設を同じ日に訪問し、接触者として検査を受けた10歳未満の小学生男児と40代女性(会社員)、30代女性の職場関係者の40代男性(会社員)が陽性と確認された。男児が通う学校の関係者6人や、40代男性の職場関係者6人などの接触者調査が進められており、40代男性は同居家族の10代女性2人(いずれも学生)が陽性と確認されている。
同市ではこの他、女子中学生1人の感染が確認され、学校関係8人と同居家族3人の接触者調査が進められている。10日に陽性が確認された30代女性の習い事関係者で、濃厚接触者だった30代男女(いずれも会社員)、40代男性(会社役員)、松阪市の40代男性(会社員)も陽性と確認され、津市の40代男性は10日に食事をともにした友人10人が濃厚接触者となっている。
松阪市では、8日に陽性が判明した30代男性と同じ職場に勤務する同市の40代男性(団体職員)の感染を確認。同居家族7人が濃厚接触者となっている。
県内で7月上旬以降に確認された感染者のうち、20代から60代の男女5人が変異株に感染していることが新たに判明。また、国立感染症研究所などに依頼していたゲノム解析の結果、6月に感染が確認された30、40代の男女2人はアルファ株(英国型)に感染していることもわかった。
※7月14日午後6時43分追記