三重県内4人の感染確認 四日市港沖停泊の貨物船船員も 新型コロナ

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 三重県は6月19日、伊賀市の20代男性2人など県内で4人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。県内の感染者は延べ5181人。

 発表によると、伊賀市の2人はいずれも会社員で、11日に県外感染者と食事をともにし、16日に発症したが、現在は無症状。1人は5日後の16日に友人と食事をしており、友人9人と同居家族4人が濃厚接触者に、もう1人も同居家族3人が濃厚接触者に特定されている。

 県内の介護施設に勤務する鈴鹿市の50代女性は、濃厚接触者に当たる同居家族2人以外に、勤務先の職員・入所者約30人の検査を実施予定。陽性者の濃厚接触者として検査を受けていた亀山市の30代男性(会社員)も陽性が確認されたが、接触者は確認されていない。

 19日時点の県内の確保病床435に対する使用数は63、使用率は14・5%、うち重症者用は確保病床57に対し使用数5、使用率は8・8%となっている。

 また、四日市港の沖合に停泊している貨物船に14日から乗務している50代男性(外国籍)も陽性と判明。6日に関東方面の空港から入国し、その後1週間は付近のホテルに滞在。他の乗組員12人とともに専用バスで四日市港へ移動し、出国間際に受けた検査で陽性と判明した。症状は無く、入国後に3回受けた検査では陰性だった。同僚の乗組員19人が接触者調査の対象となっている。名古屋市の保健所に届け出があったため、三重県内の感染者には含まれない。