三重県は6月9日、県内男女10人が新型コロナウイルスに感染し、5月中旬から6月上旬に感染した10歳未満から70代までの男女68人(無症状17人含む)が変異株に感染していたと発表した。県内の感染者は延べ5081人。変異株感染者は1263人となった。
発表によると、感染者の市町別内訳は、亀山市が3人、四日市市と津市が2人、桑名市、鈴鹿市、県外が1人。9日午前9時現在の県内の確保病床435に対する使用数は124、使用率は28・5%。うち重症者用は確保病床57に対し使用数9、使用率は15・8%となっている。
四日市市の20代女性は、5月27日に医療機関を受診。県外への訪問歴や県外の人との接触歴はなく、濃厚接触者は同居家族1人。同市の60代パート従業員の女性は、7日に陽性となった60代男性の同居家族。25日に家族の用事で市外の施設を訪問し、25、27、28日には市内の運動施設を利用していた。
津市の30代アルバイト従業員の女性は、27日に陽性が判明した40代女性の別居親族。7日まで出勤しており、同居家族と職場関係者1人ずつが濃厚接触者として特定された。同市では5日に陽性となった製造業の工場に勤める女性の接触者として、職場同僚の20代女性も感染。8日まで出勤があり、職場関係の接触者4人を調査中。
亀山市の10歳未満の未就学男児と女子小学生、30代女性は、5日に陽性となった40代会社員男性の同居家族。10歳未満の男女2人は無症状で、3人とも感染可能期間内の行動歴はなく、濃厚接触者は確認されていない。
この他にも、県外に住む10代女子学生、県外に勤務する70代会社役員男性と50代教職員女性の感染が確認された。