三重県は6月4日、県内で10歳未満から70代までの男女26人(四日市市発表分11人含む)の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。これまでに8人の感染者が確認されていた津市内の企業でのクラスター(感染者集団)では、新たに男性4人の感染が判明。松阪市内の飲食店では新たに県内80例目のクラスターが発生した。県内の感染者は延べ5010人となった。
発表によると、感染者の市町別内訳は、四日市市11人、津・桑名・松阪市が各3人、伊勢市と菰野町が各2人、鈴鹿市と東員町が各1人。4日午前9時現在、県内の確保病床433に対する使用数は139、使用率は32・1%。うち重症者用は確保病床57に対し使用数11、使用率は19・3%となっている。
津市内の企業のクラスターでは、新たに40、50代の男性従業員4人が陽性と確認され、感染者は計12人に。検査対象者110人のうち96人が検査済みで、84人は陰性、14人が結果判定中。桑名市のテーマパークのクラスターでは、40代の女性従業員(市内在住)が陽性と確認され、この事例での感染者は10人となった。
新たなクラスター事例に認定された松阪市の飲食店では、20、30代の女性従業員3人と、利用客の男性2人(40代自営業、40代会社役員)が陽性と確認された。検査対象者は従業員5人と利用客10人の計15人で、4日時点で8人が未検査となっている。
5月31日に発症した伊勢市の20代男性(会社員)は、同居家族5人の他、食事などをともにした職場関係者8人、友人1人が濃厚接触者に。県外に勤務する桑名市の20代男性(会社員)は、5月29日まで出勤し、31日から6月3日まで県内の友人宅に滞在。濃厚接触者は同居家族3人と友人1人、知人5人。
※6月4日午後5時50分追記