三重県は5月21日、名張市2人など県内で10歳未満から80代までの男女39人(四日市市発表分16人含む)の新型コロナウイルス感染が確認され、70代女性2人が死亡したと発表した。県内の感染者は4656人、死者は101人となった。
発表によると、感染者の市町別内訳は、四日市市16人、鈴鹿市7人、桑名市4人、いなべ市3人、名張・津・亀山市が各2人、松阪市と川越町、県外が各1人。21日時点の県内の確保病床437に対する使用数は185、使用率は42・3%、うち重症者用は確保病床61に対し使用数12、使用率は19・7%となっている。
名張市の80代女性は、5月8日から17日に陽性者(60代女性)が自宅を訪問。18日には自身が通所介護施設を利用し、施設職員1人が濃厚接触者、職員8人と利用者27人の計35人が接触者として検査を受けている。60代男性(無職)は陽性者(60代女性)の同居家族で、新たな濃厚接触者はいない。
陸上自衛隊久居駐屯地(津市)での訓練に参加し、感染が確認された男性自衛官の接触者調査では、同駐屯地勤務の20代男性1人が陽性に。検査対象者38人のうち34人は陰性と確認され、残る3人が結果待ちとなっている。
いなべ市の20代男性(同)は友人ら3人が濃厚接触者、友人と職場同僚計10人が接触者に。18日に感染が確認された亀山市の30代男性の接触者調査では、職場同僚の40代男性、同居家族の男子小学生各1人が陽性と判明したが、新たな濃厚接触者はいない。
18日に感染が確認された鈴鹿市の10代男性の接触者調査では、同居家族2人(60代男性、50代女性)、同居人2人(50代男女)が陽性に。同じく18日に感染がわかった桑名市の20代男性の接触者調査では、同居家族の50代女性(会社員)と、14、15日にともに県内施設を利用した20代男性(学生)が陽性となり、男子学生の同居家族6人が濃厚接触者として特定されている。