三重県は5月19日、県内で10代から80代の男女50人(四日市市発表分9人含む)の新型コロナウイルス感染が確認され、入院していた60代女性1人が死亡したと発表した。県内の感染者は延べ4581人、死者は98人となった。
発表によると、感染者の市町別内訳は、四日市市9人、津・鈴鹿市が各8人、桑名市7人、いなべ・亀山・松阪市が各3人、名張市と東員町が各2人、伊賀市と木曽岬・川越・菰野町、県外が各1人。19日時点の県内の確保病床437に対する使用数は191、使用率は43・7%、うち重症者用は確保病床61に対し使用数12、使用率は19・7%となっている。
16日に男子生徒1人の感染が確認された県立朝明高(四日市市)では、濃厚接触者として検査を受けた、いなべ市と四日市市の男子生徒が陽性、検査対象者51人の残る49人は陰性と確認され、同高での感染者は3人に。陽性者と食事をともにしていた松阪市の女子高校生は、学校関係の接触者は確認されていないものの、同居家族3人が濃厚接触者、アルバイト先関係者4人が接触者として特定されている。
亀山市の30代男性(会社員)は、同居家族ら4人が濃厚接触者として特定され、職場関係者約30人を対象に検査が行われる予定。同市の30代女性(無職)は5月6日から14日まで友人宅に滞在しており、同居家族1人と友人3人が濃厚接触者となっている。
4月29日から5月10日まで県外へ出張していた松阪市の30代男性(会社員)は、同居家族1人、津市の10代男性(学生)は学校関係者6人が濃厚接触者に。津市の30代女性(団体職員)は家族・親族・職場関係の計8人が濃厚接触者となっている。
また、4月下旬以降に感染がわかった142人(無症状の35人含む)の変異株感染も確認され、県内の変異株感染者は966人となった。
※5月19日午後6時27分追記