四日市市の男女14人含む 三重県内63人感染 新型コロナ

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 三重県は5月15日、四日市市の10代から70代までの男女14人を含む県内63人が新型コロナウイルスに感染し、無症状の男性と4月下旬に陽性となった男性の変異株感染が判明したと発表した。県内の感染者は延べ4424人、変異株感染者は815人となった。

 発表によると、四日市市では、10代から70代までの男女14人の感染を確認。20代介護施設職員の女性は、11日に陽性となった会社員女性の友人で、6日から8日と10日から11日に出勤。職場関係の濃厚接触者と同居家族1人が検査対象となった。10代女子高校生は、6日に友人と娯楽施設を利用。8日と9日に親族宅を訪問しており、濃厚接触者として親族4人、友人2人が特定されている。愛知県に勤務する20代公務員女性は10日まで出勤があり、県は職場関係者の濃厚接触者を調査中。20代男子大学生は12日まで登校しており、同居家族5人と学校関係の友人10人が濃厚接触者となった。
 
 新たに感染した菰野町の10代会社員男性の濃厚接触者として、同居家族の県立四日市中央工業高等学校に通う10代男子高校生も感染。12日まで登校しており、濃厚接触者として学校関係者30人が特定されている。

 桑名市では、10代から80代までの男女15人が感染。同市の1日の感染者数は、過去最多だった14人(1月9日発表分)を上回った。同市の50代無職女性は、12日から37度台の発熱などが発生し、濃厚接触者の同居家族4人も感染した。県外に勤務する30代公務員女性は、13日まで出勤。濃厚接触者として同居家族4人が判明している。40代個人事業主の男性は、13日に陽性が判明した80代女性の同居家族。20代会社員男性は感染可能期間内の出勤があり、職場関係の接触者15人の調査が進められている。

 津市の20代大学生は、13日まで登校。県外への訪問や県外の人との接触はなく、濃厚接触者は学校関係者3人と同居家族1人。同市ではこの他に、すでに判明している感染者の濃厚接触者・接触者として男女7人が陽性となった。

 名張市の男性は、4月26日に県外の別居親族宅を訪問。5月9日からせきや咽頭痛などの症状があり、14日の検査で陽性が判明した。濃厚接触者は同居家族2人。同市の女性は、4月28日に陽性となった70代男性の同居家族。感染可能期間内での行動歴はなく、濃厚接触者も確認されていない。

 この他にも、鈴鹿市で8人、松阪市で3人、尾鷲市と川越町で2人、菰野町、御浜町、亀山市、いなべ市、東員町、伊勢市、明和町で各1人が感染した。