三重県は5月6日、県内男女32人(四日市市発表分4人含む)が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内の感染者は延べ3990人となった。
発表によると、津市では10歳未満から70代までの男女13人が感染、このうち10人は接触者調査で陽性が判明した。県内の事業所で勤務する40代団体職員の男性は、30日まで出勤。会話をしていた別居家族1人と同居家族3人が濃厚接触者として特定されている。60代公務員男性は、1日に陽性となった東海農政局三重県拠点(津市)に勤務する伊勢市の60代男性の職場同僚。医療関係従事者の40代女性は、感染可能期間内の出勤はなく、職場関係など濃厚接触者はいなかった。
名張市の40代会社員男性は、5日から37度台の発熱やせきなど症状が発生。県外への訪問や県外の人との接触歴はなかった。濃厚接触者は3日から5日に自宅を訪問していた別居親族1人と同居家族2人、接触者は職場関係者1人。
同市の50代男女2人は、すでに判明している感染者の濃厚接触者。男性は、4日に陽性となった50代公務員女性の同居家族で、無症状だが同日に検査したところ陽性が確認された。濃厚接触者は3日に食事をしていた知人1人。女性は、4月29日に陽性となった30代会社員女性の同居家族で、5月2日から38度台の発熱などがあった。感染可能期間内での行動歴はなく、現時点での濃厚接触者は確認されていない。
クラスターが発生した度会町の特老ホーム「わたらい緑清苑」では、新たに80代と90代の入所者女性2人が感染。同クラスターでの感染者は職員と入所者など合わせて20人となった。
東員町の20代アルバイト従業員の女性は、4月25日に県外で食事。複数人の友人と5月2日に会話、3日と4日に食事をするなど接触があった。特定されている濃厚接触者は友人6人と同居家族3人、接触者は友人3人。
この他に、桑名市で4人、鈴鹿市と伊勢市で2人、朝日町で1人が感染した。