四日市市は4月29日、市内に住む20代から80代の男女13人が新たに新型コロナに感染していることが判明したと発表した。市内の感染者数は延べ699人、三重県内では延べ3675人となった。
発表によると、50代の男性会社員はクラスター(感染者集団)が発生したエイチワン亀山製作所の従業員で、1度は検査で陰性だったが、発熱などの症状があり、2度目の検査で感染が確認された。このクラスターでは4月28日時点で58人の感染が確認されている。また、これまでに36人の感染が確認されるなどクラスターが発生した社会福祉法人「聖母の家」が管理する施設では、新たに30代の女性職員1人の感染が確認された。
70代の男性は4月25日に発熱やせき、鼻汁、食欲不振などの症状が現れ、4月28日に医療機関で検体を採取し検査の結果、感染が確認された。男性は4月13、16、20、23、27日に市内の福祉施設を利用していた。市によると、男性が利用していたのは、四日市市社会福祉協議会が運営する指定通所介護事業所「ゆりかもめ」で施設関係者28人が濃厚接触者にと特定されている。同事業所は施設を消毒、当分の間は休所するという。