市民活動団体「パパスマイル四日市」と四日市市が協働し企画、編集した父親のための子育て情報誌「よかパパスイッチEX」がこのほど完成した。制作に関わった同団体のメンバー3人が4月22日、四日市市役所を訪れ、同市の森智広市長に完成を報告した。【完成したよかパパスイッチEXを手にするパパスマイル四日市のメンバーと森市長=四日市市役所で】
四日市市が取り組む「父親の子育てマイスター」の養成講座を受け認定をされた人がメンバーの同団体。今回は第3弾となった。当初は増刷をするという話だったが、「するなら新しい内容を」と企画、編集をすることに。新型コロナの影響で、思うように集まれなかった中でも、アイデアを出し合いながら編集を進めてきた。
完成した「よかパパスイッチEX」はA5サイズの25ページ構成で全カラー。「パパのスイッチを入れて」などの思いを込め企画された。意識調査やパパトーク、活動紹介などが写真やイラスト入りで掲載されている。
「パパのステップアップ10か条」というページでは、楽しみながら子育てできるヒントとして、「何よりもまずコミュニケーション」「子育ては期間限定! 今を大切にすべし!」などの項目が挙げられている。
編集に携わった同団体の舘啓司さん(50)、長尾計享さん(32)、伊藤秋久さん(37)の3人は4月22日、完成の報告のため、同市の森市長を表敬訪問した。「よかパパスイッチEX」を受け取った森市長は「本当に良いものを作っていただきありがとうございます。私も参考にします」などと話していた。
「時代はすごく変わってきていることが分かりました。市政の中で子育てするなら四日市、を掲げているからこそ、情報発信を続けていきたいです」と話す同団体の長尾さん。5千冊が用意され、母子手帳の発行時や支援センターなどで配布されるという。