四日市市は4月12日、四日市市内に住む10歳未満から60代の男女9人が新型コロナに感染していることが判明したと発表した。その内の5人は三重県内で55事例目となった親族間の食事会のクラスター(感染者集団)の関連で、市内の感染者は延べ474人、三重県内では延べ3002人となった。
食事会のクラスター関連では新たに30代女性、女子中学生、男子高校生、未就学児の男児、保育園に通う女児の5人に感染が確認された。女子中学生の通う中学校では学校関係者32人、男子高校生の通う高校では40人が接触者に特定されているという。この食事会の感染者は12人となった。
60代女性は4月11日に感染が発表された70代男性の家族で、濃厚接触者として検査を受け感染が確認された。20代男性は市内の専門学校生で、4月3日にせきとのどの痛みの症状が出現。10日に市内医療機関で検体を採取し、検査の結果、感染が確認された。
10代の男子大学生は県内の大学に通っていて、4月5日に関節筋肉痛が出現。10日に37度7の発熱、せきの症状があり、市内の医療機関で検体を採取し、検査の結果、感染が確認された。
10代の女子大学生は名古屋市内の大学に通っていて、4月9日に38度の発熱があった。10日に市内の医療機関を受診し感染が確認された。7日に親族と四日市市内で食事をしたり、8日は親族宅を訪問するなどしていて、家族5人と親族3人が濃厚接触者に特定されている。