三重県内17人の感染確認 16人の変異株感染も判明

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 三重県は3月30日、四日市市4人を含む県内17人が新型コロナウイルスに感染していることがわかり、3月下旬に感染が確認された16人の変異株ウイルス感染が判明したと発表した。県内の感染者は延べ2734人、変異株感染者は40人となった。また、これまでに判明している県内の変異株感染者のうち、5例目から11例目までの7人は、国立感染症研究所でのゲノム解析の結果、既に判明している4例と同じ英国型であることが確認された。

 発表によると、26日に40代女性教員(鈴鹿市)の感染が判明した県内の専門学校では、接触者調査で新たに40、50代の女性教職員2人(津市)の感染を確認。いずれも26日に受けた検査では陰性だったが、28日にのどの痛みや発熱などの症状が現れ、再度受けた検査で陽性と判定された。対象者17人のうち15人は陰性だったが、新たに職場関係者7人が接触者として検査を受けている。

 津市では他に、濃厚接触者として検査を受けていた小学生3人と中学生1人の感染も確認されたが、春休み中のため学校関係の接触者はいないとみられる。また、感染経路のわからない20代男性(無職)も39度台の発熱などがあり、検査で陽性と判明。この男性は友人らと県内外への旅行歴があるという。

 桑名市では3人の感染を確認。介護士の40代男性は県内の高齢者福祉施設に勤務しており、接触者として検査を受けた職場関係者32人のうち30人(職員6人、入所者24人)は30日までに陰性と確認された。他に10代女性(無職)と感染経路のわからない20代男性(会社員)の感染も確認された。

 この他、県外訪問歴のある鈴鹿市の20代男性(自営業)と菰野町の20代男性(無職)、県外訪問歴の無い亀山市の30代女性(パート従業員)も感染が確認されている。