桑名市の店舗で新たなクラスター 三重県内5人が感染

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 三重県は3月20日、県内3市の40代から70代の男女計5人が新型コロナウイルスに感染し、入院していた90代女性が死亡したと発表した。桑名市の店舗では、新たに50代従業員女性の陽性が判明し、県内45例目のクラスター(感染者集団)に認定された。県内の感染者は2639人、死亡が確認されたのは67人となった。

 発表によると、クラスターが発生した桑名市の店舗では、勤務する30代男性の接触者調査で、これまでに従業員2人と利用客2人の感染が判明していた。新たに陽性となった女性は、1度陰性が確認されていたが、18日からせきなどの症状が発生。翌日の再検査で陽性がわかった。現時点で検査対象者54人(従業員3人、利用客51人)のうち、53人が終了し、県では残り1人の調査を進める。

 同市では他に、愛知県の店舗を利用していた70代男女2人が感染。17日と19日にそれぞれ38度台の発熱があり、現在は県内の医療機関に入院している。

 いなべ市の40代自営業男性は、県外への出張や仕事関係者が職場を訪れるなど県外の人との接触があった。18日まで出勤しており、濃厚接触者は同居家族3人と職場関係者8人。

 津市の70代女性は、17日に陽性となった90代男性の別居親族。無症状だが、17日に濃厚接触者として検査したところ、陽性となった。