【東日本大震災から10年】 被災地の当時と今を写真で紹介

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市防災教育センターで企画展

 2011年3月11日に発生した東日本大震災の記憶を呼び覚ますことで、南海トラフ地震への警戒心や防災意識を高めようと、被災地の写真を展示したパネル展「被災地の現実と復興10年の歩み」が3月11日(木)から同31日(水)まで、四日市市富田の市防災教育センターで開かれている。【震災発生直後の写真と現在の様子を展示した会場=四日市市富田2で】

  会場には約60枚の写真を展示。緊急消防援助隊として現地で活動した四日市市消防本部の隊員の現地での様子などが分かる。また、津波による大きな被害を受けた宮城県の気仙沼市や南三陸町の震災直後の写真と現在の写真を左右に並べ、10年前と今の様子を見比べて見ることができるパネルもあり、同センターの山本則幸センター長が南三陸町の知人に声を掛け、展示が実現したという。

 山本センター長は「10年たった東日本大震災の記憶を風化させず、いつ起こるか分からない南海トラフなどの際に命を守るために考えるきっかけなれば」と話していた。入場無料。来場者には、試食用の非常食やグッズの配布がある。開場時間は午前9時から午後4時半まで。月曜と祝日は休館。問い合わせは同センターTEL059‐365—3119へ。

3月13日にオンラインパネルディスカッション開催

 被災地の人と四日市市の防災関係者によるパネルディスカッションが3月13日(土)午前10時からオンライン配信される。震災当時やその後の被災地の復興状況をパネリストらが話す。内容の詳細や申し込み、登録は四日市市消防本部ホームページから。問い合わせは四日市市消防本部消防救急課TEL059‐356‐2005へ。