自動運転車両の実験に向け 2月24日から四日市市内で準備走行開始

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 四日市市内で自動運転車両の走行実験に向けた準備走行が2月24日から始まった。株式会社マクニカ(本社 神奈川県横浜市)が限定エリアで自動運転システムが全ての操作を行う「レベル4」と呼ばれる機能のある自動運転車両「Macnicar」を走行させる。【実験のための準備走行が始まった自動運転車両=四日市市本町で】

 準備走行が行われるのは、JR四日市駅バスロータリーから中央通り、近鉄四日市駅南口送迎スペースから、中央通りを通って、JR四日市駅バスロータリーというエリア。午前9時から午後4時の間に実施され、約1か月間行われる予定だという。実験に利用する車両が公道を走るのは初めてで、セーフティドライバーが常に搭乗し、事故防止や異常時の対応、危険回避などを担当し、安全確保に努める。

 ベースとなっている車両は「レクサスRX450h」で、センサー3個、単眼カメラ12個、自動運転制御用コンピュータを搭載。センサーと単眼カメラを活用して自動運転に必要な3D地図データを作成し、自動走行中には自己位置の認識や物体検知を行う。また、単眼カメラによって車両の周辺状況を撮影、信号検出し、色の識別もする。車内に搭載された自動運転用コンピュータが、センサーからのデータを元に認知や判断を行い、アクセルやブレーキ、ハンドル操作などの制御をするという。