伊賀の企業で新たなクラスター 県内22人を確認 1人死亡

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 三重県は1月19日、四日市市発表分5人を含む男女22人が新型コロナウイルスに感染し、入院していた80代男性が死亡したと発表した。既に10人の陽性が確認されていた伊賀市内の企業では、新たに従業員3人の感染が判明し、県内31例目のクラスター(感染者集団)に認定された。県内の感染者数は延べ1822人で、死者は24人となった。

 発表によると、クラスターが発生した伊賀市の企業で新たに陽性となった従業員は、同市の60代女性と鈴鹿市の30代と50代女性で、同企業内での陽性者は計13人となった。 主な感染経路として、食事や休憩時間にマスクを外して会話をするなどの接触があった。検査対象者として特定された従業員など235人のうち、現時点で34人の検査が終了しており、残りの201人を進めている。

 同市の50代会社員女性は、16日まで出勤しており、同日から38度台の発熱が発生。県外への外出はなく、県外の人との接触歴は調査中。濃厚接触者として同居家族4人と別居親族2人が特定されている。

 津市では10代から90代の男女5人の感染を確認。このうち3人は兵庫県で陽性が判明した別居家族と接触があった。公務員の20代女性は県外への訪問はなく、行動歴からも感染経路が特定されていない。

 鈴鹿市では5人の感染を確認。15日に県内の介護施設を利用していた80代の女性は、16日に陽性が判明した50代女性の濃厚接触者。現在は施設関係の接触者調査が進められている。

 このほかに、桑名市、亀山市、東員町で1人ずつ感染が確認された。