三重県は12月31日、四日市市1人を含む20代から70代の男女18人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内の延べ人数は1291人になった。また、入院中の80代男性患者が30日に死亡したと明らかにした。死者は18人目。重症者は前日より2人増え6人。
内訳は津市6人、鈴鹿市4人、伊勢市3人、名張市と四日市市、桑名市、いなべ市、明和町が各1人。
県などによると、四日市市の40代女性はスポーツインストラクターで、19日に発熱があり、市内医療機関を受診したが検査には至らなかった。その後、味覚障害や頭痛などの症状があり、30日に県内医療機関を受診したところ陽性が判明した。肺炎の症状もみられるという。濃厚接触者として同居家族4人が特定されている他、指導する名古屋市内の教室の関係者や知人など更に接触者調査を進める。
鈴鹿市の20代女性教員は、運動部でクラスター(感染者集団)が発生した県立白子高の男性教員の同居家族で、亀山市の小学校に勤務。学校は冬休み期間中で、同僚の教員2人を含む4人の検査を進める。
鈴鹿市の50代男性は県内の医療機関の非常勤医師。25日まで勤務していたが、接触状況などから、県は勤務先への感染の広がりは低いとみている。
同居家族間で3人が感染した伊勢市の70代介護施設職員女性は、職場で直接介護に従事。同僚や入所者など38人を検査する。
津市の70代福祉関係従事者男性は県内の事業所に勤務。職場関係者24人を検査する。
名張市の60代無職男性と、建設関係の会社に勤務するいなべ市の60代アルバイト男性は、呼吸困難で重症。
※12月31日午後6時35分追記