伊賀のクラスター関連の2人 3度目検査で陽性 県内11人

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 三重県は12月25日、伊賀市と名張市の2人を含む男女9人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。両市の2人はクラスター(感染者集団)に関連する感染者で、ともに3度目の検査で陽性になった。県内の感染者は、同日の四日市市発表分(2人)を含め11人、延べ1198人となった。

 発表によると、名張市の30代女性はクラスターが発生した岡波総合病院の医療従事者で、7日と18日の検査で陰性が確認されたが、23日の接触者調査で陽性になった。濃厚接触者として外来患者3人と病院職員1人、家族5人が特定されている。同病院の陽性者数は職員と入院患者合わせて計32人となった。

 伊賀市の70代女性は、クラスターが発生した「介護老人保健施設伊賀ゆめが丘」の入所者で、12日と16日の検査では陰性が確認されていたが、23日からせきなどの症状が現れ、3回目の検査で陽性が判明した。同施設での陽性者数は職員と入所者合わせて18人となった。

 三重大学(津市)の20代女子大生は、陽性が判明した学生と21日に食事後、サークル活動などに参加していた。友人13人の検査を進める。80代女性は、23日に陽性となった女子学生の濃厚接触者。

 菰野町の40代男性と60代女性は、22日に陽性が判明した70代男性の同居家族。

 他に、松阪市で50代女性、亀山市で30代男性が感染。2人は県外への外出はなく、県外の人との接触歴は調査中。伊勢市の40代会社員男性は、5日、14日、15日、16日に名古屋市に出張していた。