県内22人陽性 県庁は新たに4人でクラスター認定

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 三重県は12月4日、県内で計20人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。これまでに雇用経済部の職員4人の感染が確認されていた県庁では、8階フロアの同部署に勤務する職員4人が新たに陽性と判明し計8人となり、県内16例目、都道府県庁では沖縄県に次いで全国2例目のクラスター(感染者集団)に認定された。同日の感染者は四日市市発表分(2人)を含め22人、延べ927人となった。

 県によると、県庁のクラスターで新たに陽性となったのは、津市の40代男性と50代女性、桑名市の50代男性、愛知県在住の50代男性で、いずれも8階東側の同部署フロアで勤務。うち2人は無症状だが、濃厚接触者は同居家族ら計8人、接触者は同僚ら計9人が判明している。津市の40代男性の同居家族で同じく県庁の他部署に勤務する40代女性、11月30日に陽性が確認された津市の30代女性職員の同居家族の未就学女児も陽性となった。

 この他、桑名市では、1日に陽性が判明した20代男性が勤務する市内の介護施設で、濃厚接触者として検査を受けていた入居者のうち80代の男女2人の陽性が確認された。ともに無症状で接触者はいないという。同市ではこの他、50代女性(パート従業員)、10代男性(会社員)も感染が確認された。

 鈴鹿市では30代男性(会社員)と、濃厚接触者として検査を受けていた40代の無職女性2人の計3人、伊賀市では滋賀県内の感染者と職場の同僚で接触者調査を受けていた40代男性(会社員)、ともに県外訪問歴のある60代女性(会社員)と同居家族の70代男性(無職)の計3人、菰野町では40代男性2人(いずれも会社員)、津市では濃厚接触者だった30代男性(自営業)1人、名張市でも40代男性(会社員)の感染が判明した。