新型コロナウイルスに感染した東員町の医療機関に勤務するいなべ市在住の50代看護師女性の接触者調査をしていた三重県は11月25日、女性が勤務する「医療法人康誠会 東員病院・認知症疾患医療センター」に入所する50代から90代の女性計8人が陽性と判明し、県内11例目のクラスター(感染者集団)になったと発表した。県内の感染者数は、四日市市分の1人を含め、延べ755人となった。
県薬務感染症対策課によると、入所者8人のうち6人は24日に発熱などの症状が発生。家族との接触などはなく、重症者は確認されていないという。県では同医療機関に勤務する職員31人と入所者41人の計72人のうち、同日までに11人の検査を実施して2人の陰性を確認しており、残る61人の検査を進めている。
また、津市の50代男性と10代女性、鈴鹿市の50代女性3人、桑名市の40代男性と50代女性、南伊勢町の40代男性の陽性も確認された。このうち6人は、県外を訪問した人や、既に判明している患者の濃厚接触者など。