三重県は11月19日、桑名、鈴鹿、伊賀、いなべ、津の5市で10代から80代の男女18人が、新型コロナウイルスに感染したと発表した。同日の県内の感染者は四日市市発表分3人と合わせ21人、延べ666人となった。
発表によると、桑名市では5人の陽性が確認された。10代学生の男女2人は、17日に陽性が確認された40代会社員男性の同居家族だった。
鈴鹿市では自営業の30代男性と同居人の30代無職男性が感染。自営業の男性は3日に陽性が確認された40代男性と県外を訪問するなどしていた。
伊賀市の7人のうち、80代男性、50代男性、40代女性、50代女性、70代男性の計5人は、16日に陽性が判明した50代会社員女性の濃厚接触者。17日に濃厚接触者として検体採取し翌日に陽性が判明した。うち4人は職場の同僚で、11日から16日までの間にそれぞれ出勤し、現在は発熱や頭痛、全身倦怠感などがある。県はこの会社で県内10事例目のクラスター(感染者集団)が発生したと認定した。
同市の50代看護助手の女性は、11月初旬に県外の医療機関に出勤。50代の薬局事務員の女性は、17日の夜から37度台の発熱。県外への移動、県外の人との接触歴はなかった。
津市では3人の陽性が確認された。50代の公務員男性は17日に陽性が判明した会社員男性の濃厚接触者。20代団体職員の女性は11月初旬に県外の商業施設を利用していた。60代の会社員男性は11月4日から6日、9日から11日の間、名古屋市に出勤していた。
いなべ市の10代会社員男性は、11月7日、8日、13日に友人と県外で買い物や飲食店を利用していた。