「花に囲まれて」と題した、山田かよ子さん(90)の水彩画展が喫茶店「長の字」(四日市市東日野町)で開催中だ。9月30日まで。
山田さんは編み物の指導者として働く傍ら、60歳を過ぎた頃から趣味で水彩画を学び始めた。
90歳を迎えたのを機に娘二人が作品展を企画し、次女の成田範子さんの繋がりで同店での開催が決まったという。
作品は花の絵が中心で、絵手紙など合わせて約40点が並ぶ。
成田さんによると、山田さんは社交ダンスも習うなど、子育てが終わってから趣味も仕事も楽しんでいたそう。今は介護施設に入居しているため外出が出来ず、作品展を見ることはかなわないが、来場者の中には「優しい色使いにホッとする」「エネルギーがもらえる」などの感想が寄せられているという。
成田さんは「こうして皆さんに見てもらえる機会が作れてよかった。母が思いのままに描いた作品を楽しんでいただけたら」と話した。
▲山田さんの絵を見ながらコーヒーを飲む客
長の字の開店は午前10時から午後4時まで。
木・金・土休み。作品展の問合せは同店(059・322・3651)