デルタスタジオ(四日市市安島)は、子どもや子育てをしている家庭が楽しめるイベント、四日市市内のこども食堂開催情報、子育てに役立つコラムなどを掲載したホームページ「四日市こどもポータル」を公開した。今後は情報発信を充実させ、こども食堂や子育て支援団体の支援にも力を入れていくという。
同社は、10年以上にわたり、「育児の日」である毎月19日にB5サイズのフリーマガジン「みえこども新聞北勢版」を発刊していたが、今年3月に終刊。これまでの広告掲載企業を引き継ぎながら、4月19日に「四日市こどもポータル」へリニューアルした。
以前から、こども食堂の運営や子育てイベントの運営などをしていく中で、同社では、子育てに関する悩みを直接聞く機会も多かった。リニューアルする際に、情報を集約・発信することで、切れ目のない支援につながることに加え、子育て団体が密接につながり、連携できるようにする役割も目指す。
また、掲載企業の広告収入を活用し、こども食堂の支援や子育て支援団体の活動を支援していくという。地域の企業から「子育て支援のために何かしたいけど、どうしたらいいか」などの相談を受けることもあるそうで、支援団体やこども食堂へつなぐなど、それぞれの思いが形になるように協力する。
現在はイベント情報、こども食堂ガイド、児童館や子育て支援センターの紹介、コラムや自宅でできる工作の手順などを掲載。今後は医療情報など、より多くの子育てに役立つ情報を集約していく構想もあるという。
同社代表取締役の若林辰也さん(49)は「ここを見たらだいたいのことが分かるというくらいに充実させたい。気軽にご覧いただき、四日市の子育て家庭、子どもの育ちを応援するサイトとして、愛着を持っていただけるように、地域の企業と一緒に、支援の輪を広げていければ」と笑顔で話していた。四日市こどもポータルのアドレスは(https://yokkaichi-kodomoportal.com/)へ。