三重県四日市市で4月1日、新規採用職員の辞令交付式があり、森智広市長が「市民の人生を左右することもある仕事」と、働く部署は違っても、こうした気持ちを大切にしてほしいと訓示した。
辞令交付式は市役所隣の市総合会館であり、新規採用職員全体の187人のうち、病院、消防などを除く91人が出席した。会場では、職員一人一人の名前が呼ばれた。出席者を代表して天野有菜さんが森市長からの辞令交付を受け、その後、岩田光稀さんが公正な職務を遂行すると宣誓した。

森市長は訓示で、「配属先が自分の思っていた部署ではないかも知れないが、どの仕事も市民の人生にかかわる仕事で、時に人生を左右することさえある。目の前の仕事にしっかり向き合ってほしい」と責任感を求めた。「四日市市は三重県最大の都市で、仕事のやりがいもあるはず。市民のために働くのはもちろん、北勢地域や三重県を牽引する役割があり、他の自治体に参考にされるような仕事をしてほしい。東海3県で存在感を示す市となるよう、がんばっていこう」などと呼びかけた。