第29回全国少年少女選抜レスリング選手権大会でいずれも3位になった四日市ジュニアレスリングクラブの小学生選手3人が3月31日、森智広市長を訪問し、成績を報告した。「優勝を狙っていたのに」と悔しい思いもあったというが、さっそく、次の目標に向けての練習が始まっている。
3人は、森海翔さん(羽津北小6年)、五十棲楽斗さん(四郷小6年)、塩冶蒼依さん(神前小5年)。同クラブの宇野勝彦監督(72)や保護者らが同行した。大会は今年1月に東京の板橋区立植村記念加賀スポーツセンターであり、森さんは55キロ級、五十棲さんは39キロ級、塩冶さんは46キロ級でそれぞれ3位を勝ち取った。
森市長が「全国3位ってすごいよ。でも、ちょっと悔しさもあったかな」と話しかけると、森さんと五十棲さんは「悔しい」とポツリ。でも、2人とも今年は中学生になるので、「U13をめざしていい成績が残せるよう、がんばりたい」と目標を語っていた。塩冶さんは「これまで選抜でのメダルはなかったのでうれしい」と話し、さらにライバルを倒せるようがんばりたいという。
四日市ジュニアレスリングクラブは中央緑地公園レスリング場を練習拠点に活動している。幼児から中学生を中心に約50人が所属しているが、大きくなってからも練習に訪れる選手がいるという。東京五輪の女子フリースタイル53キロ級で金メダルを獲得した志土地真優(旧姓名は向田真優)選手が所属していたことでも知られる。