70歳前後のおやじたちが中心になってベンチャーズ時代のエレキサウンドや昭和歌謡などを演奏するバンドのライブが4月13日、三重県朝日町小向のビジネスホテルサンキュー7階「スカイバースデー」で開催される。メンバーの病気などで前のバンドが続けられなくなったが、音楽好きの縁で仲間が集まって、あらたなスタートを切ることになったという。
バンド名は「ハニーヴィンテージ」。女性2人のボーカルと男性6人のバンドの計8人で構成している。ベンチャーズナンバーなどでリードギターを担当する「マスター」こと松岡賢次さん(76)。ベースが「ひろし」こと松岡博さん(74)、ドラムが「ただやん」こと小川忠美さん(74)、さらに「かんちゃん」こと辻寛満さん(69)、「ぐーさん」こと山北具正さん(58)、「ついきさん」こと築城昌和さん(60)のギターも加わり、「えりりん」こと水谷恵理子さんと「あきちゃん」こと菅亜希子さんがボーカルマイクを手にする。
3年前、2人の松岡さんは「ヴァンガーズ」のバンド名で仲間と演奏していたが、メンバーの病気などもあって活動を停止した。それでも、バンド演奏への思いは消えず、再起へ向けてメンバーを集め、昨年にかけて四日市や周辺に住むメンバーがそろい、練習を重ね、家族や友人を呼んでのミニライブも開いてきた。
4月のライブでの曲目は「ダイヤモンドヘッド」「朝日のあたる家」などの洋楽から、「不思議なピーチパイ」「ダンシングオールナイト」など日本のポップスまで約25曲。中高年にとっては懐かしく、若い人たちにとっては逆に新鮮な響きがするかも知れない曲たちだ。
正午開演(午前11時開場)。弁当とソフトドリンク付きで2500円。問い合わせはスカイバースデーの水谷さん(090-3447-3855)へ。バンドへの演奏希望などは、近鉄富田駅から西の、かつての喫茶店「オールウェイズ」で毎週日曜午後にしている練習を訪ねるか、直接、松岡さん(059-365-7282)へ。