開業10周年記念式典に多くのファン、四日市あすなろう鉄道

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【列車の先頭に記念ヘッドマークが取り付けられ、こにゅうどうくんも自慢げ=あすなろう四日市駅】

 四日市あすなろう鉄道の「開業10周年記念式典~これからも愛される鉄道へ~」が3月30日、三重県四日市市安島1丁目のあすなろう四日市駅で開かれた。関係者による、あらたな運行へのテープカットや10周年記念ヘッドマークの取り付けなどがあった。駅には式典前から多くのファンが集まった。

 式典には四日市あすなろう鉄道株式会社の大内敬弘取締役社長、四日市市の森智広市長や、来賓の伊藤嗣也市議会副議長、梅原浩一県立四日市南高校長や市自治会連合会の諸戸靖理事、NPO法人四日市の交通と街づくりを考える会の宗像基浩副理事長らが参列した。

テープカットをする出席者

 森市長は「大切な交通としてだけでなく、四日市市のシティプロモーションでの役割も果たしている。全国的に鉄道の利用者が減る傾向の中、新型コロナ明けには見事なV字回復もした。それだけ市民に愛された鉄道であります」などとあいさつした。大内社長は「新型コロナの逆風もあったが、新車両導入やイルミネーション列車の運行など、社員一丸でやってきた。沿線のみなさまのおかげで10年を迎えられた。人間なら、まだ知識を吸収しなければいけないところ。これからも安全輸送などに努めたい」などと話した。

 このあと、シンボルカラーでもある青と緑の10周年記念ヘッドマークの取り付け式があり、森市長からプレートを渡された大内社長が、列車の先頭、向かって左に取り付けた。

森市長(左)から記念ヘッドマークのプレートを受け取る大内社長

 式典の開始前からテープカットのファンファーレ、記念ヘッドマークを付けた列車の出発まで、四日市のベテランバンド「エヂソン・ディキシー・バンド」が軽快な記念演奏を担当した。ホームにはカメラをもったファンも集まって、プレートを付けた列車を見送った。駅では、先着100人に、この10年の歩みをまとめたパンフレットなどの入った記念品がプレゼントされ、10周年記念のグッズ販売もされた。

楽しい演奏を披露したエヂソン・ディキシー・バンドのみなさん

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