三重県四日市市は、国道1号北勢バイパスと県道8号(四日市鈴鹿環状線)を結ぶ市道垂坂1号線の工事が完了し、3月31日に開通すると発表した。午前10時から通行できる予定。垂坂町など周辺の生活道路への流入していた交通を抑制する効果などが期待できるという。
開通するのは北勢バイパスの垂坂町交差点から県道8号(四日市鈴鹿環状線)の垂坂新道交差点までの区間約680メートル。道路幅員は車道3.0メートル(2車線)と歩道2.5メートル(片側)。北勢バイパス側の垂坂町交差点付近には四日市市クリーンセンターがあり、弧を描くようにして、東垂坂町の北あたりを走り、両交差点を結ぶ。
市によると、北勢バイパス付近にはキオクシアをはじめとする四日市ハイテク工業団地があり、垂坂1号線の開通で、同バイパスや主要地方道上海老茂福線を利用する車両が分散化され、周辺で起きている渋滞の緩和が期待できるという。また、垂坂町の生活道路では通勤時間帯を中心に生活道路への通過交通が増えているといい、こうした車両の通行を抑制し、市民生活の安全にもつながると期待されるという。用地取得など含め事業費は約15億円で、工事は2019(令和元)年から進めていた。