県屈指の梅の名所、鈴鹿の森庭園(鈴鹿市山本町)の梅が見ごろを迎えました。夜はライトアップされ幻想的な空間が広がります。「映える写真が撮れる」とSNSでも話題になり、県内外から大勢の人が訪れています。

〔ピンクに染まった園内の梅〕
鈴鹿の森庭園は、四日市市のあすなろう鉄道の内部駅から車で15分ほどの場所にあり、赤塚植物園(津市高野尾町)グループが運営し、日本の伝統園芸文化のひとつであるしだれ梅の「仕立て技術」の存続と普及を目的とする研究栽培農園です。四日市市の南部丘陵公園やいなべ市農業公園など多くの梅の名所がある中、夜間も梅が楽しめる場所として、世代を問わず人気のあるスポットです。インスタグラムのストーリーで毎日開花状況を発信。13日のライブ配信で7分咲きになったと知り、行ってきました。

〔ライトアップされた園内〕

13日午後4時ころに訪れると、平日にもかかわらず多くの人がカメラやスマートフォンで写真を撮っていました。入園した人を出迎えるのは「天の龍」と呼ばれる日本最古の「呉服(くれは)しだれ」。正面はなく360度どこから見ても丸く完璧なフォルム。その横にある「地の龍」も正面はなく圧巻のフォルムです。あいにくの曇り空で色鮮やかな写真を撮ることは期待できず、日没後のライトアップが始まるまで待ちました。

〔見ごろを迎えた「地の龍」〕
津市と鈴鹿市から着物を着て梅を見に来ていた女性に話を聞くと「鈴鹿や津にも梅の名所はあるけど、ライトアップされて、ここまできれいな梅はないですね」と話し、お気に入りの着物姿で写真を撮っていました。

〔着物で写真を撮る人〕
愛知県から来た20代のカップルは、「名古屋にも梅の名所はあるけどライトアップはしていないと思う。こんなに映える写真が撮れる場所は他にないかも」と笑顔で話していました。

〔映える写真を撮るカップル〕
鈴鹿の森庭園の詳細
一般公開は3月下旬までで、今が見ごろ。入園料は開花状況によって変わり、今は一般1800円(小学生は半額)、未就学児無料。営業時間は午前9時から午後8時半。公式ホームページ(https://www.akatsuka.gr.jp/group/suzuka/)
とインスタグラム(https://www.instagram.com/suzuka_no_mori/#)で情報発信しています。電話は059-371-1777 (開園期間中のみ)

〔ライトアップされた「地の龍」の写真を撮る人〕