のびのび駆け、生の葉も口に、四日市・南部丘陵公園でヤギの放牧始まる

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【放牧場所に連れられてきた4頭のヤギ=四日市市の南部丘陵公園】

 三重県四日市市の南部丘陵公園(南ゾーン)にある小動物園でヤギの放牧が始まった。3月から11月まで、1カ月のうちの20日ほど、飼育舎よりも広々とした放牧場所に移す。のびのびと駆けたり、飼育舎では食べられない生の葉などを口にしたりするという。

 3月2日の午前9時半、飼育を担当している貝賀日向子さんら2人で4頭を飼育舎から出し、ハクチョウの池がある放牧場所に連れていった。この日は3歳のナン、キューと8歳のクルミ、9歳のナツメが放牧された。小動物園には9頭のヤギがいて、大きくふたつのグループに分けて放牧するという。

飼育舎から出て放牧場所まで散歩する4頭のヤギ

 飼育舎と異なり、ヤギは駆けまわることもできる。あまり食べすぎてはいけないそうだが、樹木の生の葉もよく食べるという。もともとは、ハクチョウの池の周りの雑草対策と、野生のイノシシの進入を防ぐために始まったという。イノシシにとってはヤギの臭いも警戒の対象になるそうだ。

 春を迎え、公園には朝から散歩に来る人も増え、この日は午後から「ウサギとモルモットのふれあい」もあった。カメの冬眠明けも近いそうだ。

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