投稿した画像の数や映像編集などで順位を競う「第2回ネイチャー甲子園2024」(主催:公益財団法人国際花と緑の博覧会記念協会、株式会社地球環境計画)にエントリーした第一学院高等学校四日市キャンパス(四日市市鵜の森)が、全国から48校50グループが参加した「生き物調査部門・動物の部」で、最も多い写真を投稿し優勝を果たした。
生き物調査部門では「身近な自然の多様性」をテーマに、学校所在地がある都道府県内で、それぞれの参加チームが、フリーアプリ「Biome(バイオーム)」を活用し画像を投稿。部門内には「動物の部」と「植物の部」があり、投稿数を競う。期間は4月中旬から10月末までという長期間、1年から3年の生徒から、約20人が参加し、スマートフォンやデジタル一眼レフカメラで撮影に臨んだ。
昨年度開かれた第1回大会では、4位という結果で入賞を逃した第一学院高等学校四日市キャンパスチーム。3年生の昆虫に詳しい生徒は約450枚の画像を投稿。学校近くの公園や市内、近隣市町を舞台に、昆虫に詳しい生徒、魚類に詳しい生徒、普段から一眼レフカメラを趣味でしているなど、それぞれの個性を生かしながら撮影と投稿に臨み全国のライバルと競いあった。
「ちょっと虫は苦手」という生徒もいたが、仲間と目標に向かって取り組むことに楽しさや喜びを感じた。友人と会話をしながら撮影し、これまで以上に仲良くなれたという生徒も。撮影した数は、おおよそで、虫、クモが約450枚、魚類で200枚、鳥類で200枚となり、2位の学校とは最後まで競り合う展開となった。
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生き物調査部門には、動物部門以外にも植物部門がある「次はもっと珍しい虫とかを見つけたい」「あまり外に出る機会がなかったけど、ネイチャー甲子園で頑張って、楽しみが増えました」などと話す生徒ら。一緒に頑張った3年生が卒業するが、来年への参加にも意欲的で、次は植物部門にもエントリーし「2冠」を目指すという思いもあるそうだ。