学びの集大成に見学者も感激、ユマニテク調理製菓専門学校で作品展

【学生たちの和洋の晴れの料理が並んだ会場=四日市市浜田町】

 三重県四日市市のユマニテク調理製菓専門学校で2月22日、学生たちが学びの集大成を発表する作品展があり、多くの人が見学に訪れた。卒業まじかの2年生には最後の発表の場でもあり、総合調理部門、総合製菓部門、マジパン部門それぞれの金賞も決まった。

 この日は、同校では6年ぶりの同時開催となった三重県調理師連合会など主催の「第14回みえふるさと料理展」もあり、1階に県内を代表する料理人による三重の素材などを使った料理が、2階に学生たちの作品が並び、見栄えも豪華な計150もの料理や菓子などが展示された。

製菓部門のケーキなどが並ぶ会場

 2年生たちは「お祝い」をテーマに、それぞれの工夫を凝らした作品を展示した。季節を感じさせる飾りつけなど、細かいところまで気を配った愛情に満ちた作品たち。友人や1年生たちが、参考にしようとカメラを向けるなど、作品展もいろんなことを吸収できる勉強の場でもある。

 2年生で名誉ある金賞を得たのは、総合調理部門が濱口新巧さんの「Impact visual」。三重県産車海老、桜鯛、鴨肉などを材料に、ひと皿ごとの色を含めて楽しめる工夫をした。総合製菓部門は川部和心さん。「ママの誕生日3/7」のタイトルで、いろんなケーキが並び、楽しそうなその日の雰囲気が伝わってくるような作品になった。マジパン部門は伊藤菜々美さん。クリスマスのテーマで、タイトルは「12月25日の朝」。この日付なのでサンタクロースは登場しないが、朝、早く目覚めたと思われる子どもがプレゼントに気づき、喜んでいる様子がかわいらしい。

濱口新巧さんの作品
川部和心さんの作品
伊藤菜々美さんの作品

みえふるさと料理展では北は桑員調理師会から南は紀北調理師会などの有名ホテルや老舗の料理店などの調理師が腕を競った料理が並び、こちらも多くの人の目を奪った。北から南までの名物などを盛り込んだ弁当も販売された。

三重県内の調理人が腕をふるった作品もずらり

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