楽しいけど間違える? どんなゲーム? 四日市で「税金ロゲイニング」大会を開催

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【市街地のポイントで税金クイズを考える参加者たち=四日市市安島1丁目】

 地図を使ってポイントをめぐる「ロゲイニング」と税金に関するクイズがくっついた「税金ロゲイニング」の大会が2月22日、三重県四日市市の市街地で開催された。一般、家族の13チーム38人が参加、約2時間でより多くのポイントを回り、クイズに正解できるかを競った。

 公益社団法人四日市法人会の青年部会が主催した。スタート前に渡される地図には29のポイントが記してあり、どう攻略するか、チーム全員が協力してルート設定をし、市街地をかけめぐる。それぞれのポイントにはカラーコーンに税金に関する○✕クイズが貼ってあり、〇か✕のポーズを写真に撮って記録するが、間違えると、あとで減点がある。

地図が配られ、作戦を練る参加者たち

 実は、「世界でここだけ」の四日市発祥のゲームといい、同法人会の青年部は今年11月に山梨県甲府市で開かれる「第39回全国青年の集い山梨大会」の租税教育プレゼンテーションでこの取り組みを発表することが決まっているという。午前9時半、四日市市鵜の森1丁目の四日市法人会で競技開始が告げられると、走ってポイント探しに向かうチームも。若いグループは、かなり走った人もいたようだ。

 ポイントに課せられた税金クイズは、「日本で初めて税金の制度ができたのは3世紀頃に女王卑弥呼が統治していた『邪馬台国』の時代である」「税金を納めているのは18歳以上の大人だけである」「国と地方が税金で負担している公立小学校の教育費は児童1人当たり1カ月約5万円である」など、意外に難しい(ちなみに正解は〇、✕、✕)。

税金クイズに〇のポーズで写真に記録

 午前11時35分の締め切り時間までには13チームすべてがゴールし、獲得ポイントで3位までのチームが表彰された。1位は鈴鹿市から参加した松山典正さん、冬実さん夫妻のチーム「ミジュマル」。主催者の同法人会青年部会の樋口龍馬会長から表彰状と賞品のマッサージ器を受け取った。松山さん夫妻はロゲイニングが好きで、いろんな大会にも参加しているベテランだが、税金クイズはいつもと勝手が違ったそうで、「楽しかったです。でも、だいぶ間違えました」などと話していた。

1位の表彰を受ける松山夫妻のチーム「ミジュマル」

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