みんなで作ったサウンド届けたい 大橋学園高校 軽音楽部

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【笑顔でポーズを決める部員=四日市市塩浜】

 大橋学園高校(四日市市塩浜)の軽音楽部は、バンド演奏で文化祭など学校行事を盛り上げる。音楽好きが集い、自分たちのサウンドを追い求めている。

 1年生7人、2年生3人が、2つのバンドを組んで活動している。バンドを組むのは全員が初めてだ。部員で話し合い、行事に合った曲を選ぶ。今は3月の卒業式に向けて、レミオロメンの「3月9日」など3曲の練習に励んでいる。聴いてもらうための演奏になるよう、目線や体の動きにも気を配る。

 それぞれ自宅で練習し、部活ではセッションに専念。部自体は毎日活動するが、バンドごとで練習するため、毎日同じバンドが練習するわけではない。2時間の限られた部活の練習時間を大切にする。テンポや音の強弱など演奏の細かいところまで相談し、互いの意見を尊重し、全体のサウンドを作り上げていく。

一人だけじゃない バンド演奏の魅力

 ボーカルの梅田ななみ(1年)さんは、小学校の時、校長先生に歌がうまいと褒められたことがうれしく、歌好きに。ボーカル希望で入部し、最初は歌いだしを楽器の演奏に合わせる難しさを感じたが、他の部員は「最初から上手だった」と一目を置いている。

 岩﨑翔太さん(1年)は、小学生のころからギターを習い、将来は音楽の道を目指している。バンドで演奏すると原曲よりテンポが遅くなり戸惑うことも。それでも、皆で音楽を作り上げる魅力を感じている。部員らは「一人の演奏ではできない体験ができる」と魅力を語った。

【練習で「自分たちのサウンド」を響かせる部員】

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