三重ホンダヒート6試合ぶり勝利、劇的な逆転で38対37

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【後半から入り、逆転勝利に貢献した呉洸太選手】

 ジャパンラグビーリーグワンの三重ホンダヒートは2月16日、ホームの三重県鈴鹿市で三菱重工相模原ダイナボアーズと対戦し、38対37で6試合ぶりの勝利をつかんだ。最終版での劇的な逆転だった。

 会場の三重交通Gスポーツの杜鈴鹿には約2500人の観客が入り、熱戦を見守った。三重は開幕2連勝のあと5連敗しており、流れを変えたいところ。三菱重工は3勝4敗で、両チームともに上位6チームに与えられるプレーオフ進出権獲得に向け、負けられない一戦となった。

 前半はゲームキャプテンのパブロ・マテーラ選手やFLの小林亮太選手がゲインを重ね、最後はフェインガ・ファカイ選手が相手を押し込んでトライ。ゴールも成功して7対0と先制した。前半14分にも小林選手がトライを決めたが、相手も立て続けにトライを決めるなど、12対17とリードされて折り返した。

 後半も相手に連続トライを許すなど12対34と差を広げられたが、後半24分、交代で入った呉洸太(お ぐぁんて)選手が素早いパスさばきで試合のペースを引き寄せ、FBトム・バンクス選手が2本のトライを決め、後半32分にフレイザー・クワーク選手もトライを決めるなど、31対37まで詰めて最後の攻防に。三重は自陣深くからボールを回し、途中出場のワイマナ・カパ選手がDFを突破、最後は小林選手がこの日2本目のトライで36対37。さらに、トライ後のコンバージョンゴールを呉選手が落ち着いて決め、38対37のの逆転勝利を決めた。

この日2トライでマンオブザマッチを受賞した小林亮太選手

 キアラン・クローリーHC(ヘッドコーチ)は「最終的な結果に大変満足しています。一番良かったのは、最後まで自分たちの準備したプランをやりきることができたこと。交代で入った選手がインパクトのあるプレーをしてくれたことも満足です」とコメントした。(記事中の写真は三重ホンダヒート提供)

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