2025年度一般会計当初予算案から分野別におもな事業を紹介する7回目は「生活・居住」。カッコ内の「新」は新規事業。
■中国・天津市との友好都市提携が45周年の節目を迎えるため、両市訪問団の相互派遣や、青少年スポーツ交流団の派遣など記念事業を実施する。環境交流や経済交流も行う。米国・ロングビーチ市とは高校生2人と教師の通称「トリオ」の相互派遣を続け、2023年の姉妹都市提携60周年を機に提案された大学生と教職員の交流を実施する。(2783万円余)
■北大谷斎場の火葬場としての機能を維持するため、火葬炉及び制御機器などの周辺設備を更新する。工事に入ると火葬件数の制限により火葬待ちが発生する可能性があるため、遺体安置用冷蔵庫を増設する。火葬炉の更新工事にあたって必要となるアスベスト・ダイオキシン類の調査や工事業者の選定に向けた準備を行う。火葬炉更新工事の設計・施工の予算(債務負担行為)は工事内容を精査したうえで8月議会に上程する。(1005万円余)
■少子高齢化や核家族化が進み、身寄りがない、頼れる親族がいないといった市民の増加が見込まれる。安心して最期を迎えられるための終活支援の一環として、民営との役割分担を整理したうえで、北大谷斎場に個別管理が不要な合葬墓を設置するため、基本設計と実施設計を行う。合葬墓の容積は3㎥程度で、個別安置室(納骨堂)は設けない方針。モニュメント、献花台を設置する。対象者は、高齢福祉課の終活情報登録事業に登録し、市が整備する合葬墓への埋葬を希望する登録をした人で、所得や資産に関する要件を満たす必要もある。(100万円)